コーヒー豆の種類

コスタリカ産コーヒー豆の品種や酸味や産地について

目次

コスタリカとは

コーヒーが高品質なことで知られるコスタリカですが、まだまだ日本での知名度はあまり高くないようですね。近年スペシャルティーコーヒーのブームの波がやってきているので、一気に人気が高まるかもしれません。

コスタリカはコーヒー生産による環境問題への取り組みや、中小農園の社会保障など、国を挙げての体制を整えています。

コスタリカの産地

コスタリカ共和国は、人口およそ420万人、面積は北海道の半分ほどの小さな国です。カリブ海と太平洋に面しており、沿岸部は低地の雨が多い熱帯で、中心部の山岳地帯には標高2000mほどの盆地が広がっています。気温が低めで雨季と乾季がある環境は、コーヒー豆を美味しく育ててくれます。

メインの生産地は、タラス、トレスリオス、セントラルバレー、ウエストバレー、オロシ、ブルンカ、トゥリアルバ、グアナカステです。

コスタリカの味覚とコク

ベリー類を彷彿とさせるような程よい酸味と、クセになるマイルドな苦みのバランスが素晴らしいコーヒーです。口の中にアロマのように広がる深いコクがコスタリカの大きな特長です。

コスタリカの生豆色

明るい黄色みを帯びたグレーグリーンをしています。

コスタリカの豆質

他の豆と比べてあまり膨らまないので、ドリップが早く終わることもあります。同じ挽き方のものと比べて繊維が粗いために起こることのようです。

鮮度の問題ではないのでご安心くださいね。

コスタリカの香り

チョコレートのような上品で濃厚な甘い香りと、ハチミツなどに例えられる優しい香りがバランスよく感じられるのが特長です。後口にふんわりと微かにオレンジのような柑橘系の香りが残ります。その爽やかな香りは透明感が感じられ、飲みやすくフルーティーなので女性に好まれるコーヒーです。

コスタリカではアラビカ種しか栽培していないため、香りには定評があるようです。

コスタリカの焙煎方法

浅煎りからやや中煎りで香りを大切にしたい豆です。酸味が醍醐味でもあるので、浅めに煎ってクリアな味わいを楽しんでください。

コスタリカの品質

コスタリカでは、等級を標高で分けています。

SHG(標高1600~1200mの太平洋岸)、GHQ(標高1200~1000mの太平洋岸)、HB(標高1000~800mの太平洋岸)、MHB(標高800~500の太平洋とカリブ海の間の地域)、HGA(標高930m以上のカリブ海に面した地域)、MGA(標高900~600mのカリブ海側の地域)とされています。

コスタリカでは、1988年の行政令でアラビカ種しか栽培してはいけないことになっており、コスタリカコーヒー協会(ICAFE)の指導のもと厳しい品質管理がされています。それにより、なんとコスタリカコーヒーの4割以上が高品質コーヒーとして取引されているんですよ。

コスタリカの価格

100g500円ほどから高いのもでは2000円ほどで手に入ります。アラビカ種しか栽培せず、コーヒーの豆や木の研究に力を入れており、丁寧な栽培をしている分、労働コストの面などからあまり安価では手に入りにくいかもしれません。

コスタリカの入れ方

基本のペーパードリップが手軽に美味しく淹れられるのでオススメです。せっかくのプレミアムコーヒー、出来るならおうちで引き立てを淹れて飲みたいですね。

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