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コーヒーミルはきちんとお手入れすれば長持ちする!
コーヒーミルは外見だけを見るとちょっと構造が複雑そうに感じるかもしれません。しかし、手動ミルにしろ電動ミルにしろ元々定期的なお手入れを行うことを前提に設計されていますから、よほどの安物や粗悪品でない限り誰でも分解、メンテナンスが行えるようになっているのです。
使い方や頻度にもよりますが、コーヒーミルはだいたい一ヶ月に1度くらいの頻度でメンテンナンスしてあげましょう。コーヒーミルが壊れた!という方のほとんどはメンテナンス不足による詰まりや刃の空回りが原因となっているのです。
正しく使って正しくお手入れすることで、コーヒーミルはとっても長持ちするんです。コーヒーミルを使ってはいるけど、これまで一度もお手入れをしたことがないという方は、是非この記事を参考にミルのお掃除にチャレンジしてみてください。
手動ミルのお手入れ方法
手動ミルは新聞紙など大きな紙の上に丁寧部品を広げながら分解していきます。慣れない場合ははずした順番がわからなくなるといけないので、可能であれば動画を撮影しておくと良いでしょう。何度かお手入れしているうちにすぐに慣れますから安心してください。
キレイに掃除をしなければならないのは「内刃」と「外刃」の二枚の刃です。ここを小さなブラシや使い古しのハブラシなどでこすり、細かい粉までしっかりと落とします。水洗いは基本的には必要ありませんが粉がこびりついているような場合はお湯で洗い流しましょう。
刃を掃除した後は分解した通りの順番で丁寧に組み立てていきます。焦らずゆっくりと。間違うと順番や構造がわからなくなってしまい混乱してしまいます。最後に「あれ、部品が一個余ってる・・・」などということにならないよう気を付けましょう。
電動ミルのお手入れ方法
電動ミルの場合は少々手動ミルよりは複雑ですが、基本的に掃除すべき所ははずせるようになっていますし、触ってはいけないところ、掃除する必要のないところは分解できないようになっていますので安心してください。
電動ミルを分解する際の手順は、ホッパー(蓋)をはずす⇒上刃をはずす⇒下刃をブラシで掃除する⇒上刃も掃除する⇒コーヒー粉の吹き出し口を掃除する⇒逆流防止弁付近を掃除する。といった具合です。刃は基本的に水洗いは禁止です(刃が金属製の場合は特に)。
電動ミルのお手入れは、手動ミルのようにほぼ全てを分解するわけではありませんので道具が重要になります。ハケやブラシ以外には「エアダスター」があると便利です。
エアダスターは空気の力で細かなゴミを吹き飛ばすための器具です。こびりついたり、詰まったりするのを防ぐために安い物でもよいので是非エアダスターを用意しておいてあげてください。
手動ミル、電動ミルそれぞれにメリット・デメリットはあります。一度に多く豆を挽きたいという人やしょっちゅうコーヒーを飲むのでその都度豆を挽くのは面倒、という人は電動ミルがオススメですし、コーヒー豆を挽くところから愛着を持って少量ずつ飲みたいという人には手動ミルが人気です。
それぞれに一長一短はありますが、どちらを選ぶにせよ正しく定期的なメンテナンスを行うことによってより一層コーヒーを美味しく頂けるのは間違いありません。